PAZのライダーサポートプロジェクト(サポート価格)でNotubesホイールを使用している西田尚平選手(国際自然環境アウトドア専門学校)からJ国際 八幡浜大会 XCO 2013のレースリポートが寄せられました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
開催日:2013年5月16日〜20日
開催場所:愛媛県 八幡浜市
結果:29位/73人中
【使用装備】
GIANT XTC COMPOSITE 29er 0
WHEEL 前後 PAZスペシャル(レンタル)
タイヤ 前後 PAZスペシャル(レンタル)
気圧 前後1,8Bar
ドリンク グリコ BCAA
開幕戦から2週間、J国際八幡浜大会に参加してきました。年に一回の四国遠征。移動が長いため木曜日に出発し、金曜日からしっかり試走出来るようにしました。大会の一週間前から風邪を引いてしまい熱は下がったものの咳と鼻づまりが取れないまま会場入りしました。風邪を引いてからは回復に専念するため練習をせず休養にあてました。焦る気持ちがありましたがここで無理に練習しても体調が悪化したら大会に出れなくなってしまうので焦る気持ちを我慢しました。
金曜日の試走ではコースの流れを掴む事、ライン取り、レースペースの感覚を意識して走りました。咳のせいか呼吸がしにくかったですが脚は軽くていい感触で終えました。あとどこが自分が得意なのかどこで力を溜めるのかそして自分の苦手な所をしっかり見極めて試走をしました。
コースレイアウトは大きな登りが2つ、短めの登りが数カ所と根っこの下り、砂利の下り、つづらの下りからなるコースでした。速く走るにはテクニック、パワーなどが必要だと感じました。
土曜日はコース全体を流すように2周走って、あとは身体を回復させる事に専念しました。ここで咳が悪化してきましたがやるべき事はやったので大会当日に備えました。去年より大会前日の過ごし方がリラックス出来るようになっていると感じました。
大会当日、朝食前に走り身体を起こしました。この作業が自分の中では大事です。朝食をしっかり食べるため、そしてレースに向かう気持ちにするため。朝から雨が降っていて時折強雨になり前日までの晴天が嘘みたいに変わりましたが、条件はみんな一緒なので特に気にしませんでした。
早めに会場に入りスポーツクラス、エキスパートの走りを見てコースがドロドロというよりシャバシャバだったのでオールラウンドのタイヤを選択しました。いつも通り補給を取り準備を進めていきました。アップはいつも通りしましたが身体の反応が悪く、心拍数も高い。しかしスタート時間は迫って来るので集中力を上げていきました。また、当日は肌寒かったのでギリギリまでローラー台でアップし体を冷やさないようにしました。今回は初めての二列目スタート。落車の心配もなくスタートに集中できました。
号砲が鳴りクリートキャッチに成功し、どんどん加速していきました。スタートして少し登ったらシングルに入るのでそこでは前にいたい。飛ばしすぎず冷静に登りを終えてシングルへ。8番手でつづらを下りそのままグランドへ出ました。ここでやはりいつもより呼吸が苦しい、思うように走れてないと感じましたがレースは進んでいきます。とにかく1周目はいつも苦しいものだと言い聞かせながら走りました。2周目に入った時点で17番手くらいまで下がりました。下りで前の選手に追いつき登りではなるべく離されないようにしてなんとか走っている状況になってしまいました。少しずつ順位を上げて3周目に入る頃には13番手くらいまで上がりました。ほんとうに登りは呼吸が全くついてこなくて辛かったのですが、今自分に出来る走りに集中しました。4周目に入り前の選手に全然着いて行けなくなり始めました。下りでは差を詰められましたが登りに入ったら全く着いて行けなく、抜かれる一方で前に出たくても出られないで積極的な走りが出来ない自分に嫌気がさしてきました。とにかく呼吸をしているのに酸素が入ってこない、心拍が上がらない。こんな状況の中、沢山の応援が後押ししてくれました。5周目に入り我慢のレースになってしまいました。80%ルールで−1ラップでレースが終わりました。せっかく試走で強弱ある走りのイメージをして走っていましたがレースでは全く出来なかったです。もっと登りで前に出て積極的なレースがしたいと強く思いました。
思ったよりコースがシャバシャバではなく、重い泥になっていてタイヤが滑りました。まだまだ経験不足でコース状況を読めなかったです。下りはいい感じで走れましたが、一番長い登りでは抜かれまくりで気持ちが切れかかりましたが沢山の応援が後押しし頑張れました。また、前回よかったからといって同じようにやって次も上手くいくとは限らない。ベストの選択をしていかなければならない。これは今回の遠征で強く感じました。
雨の中沢山の応援ありがとうございました。
次戦の富士見大会までには体調を戻して全力で走れるようにします。
これからもよろしくお願い致します。
西田 尚平