PAZのライダーサポートプロジェクト(サポート価格)でNotubesホイールを使用している西田尚平選手(国際自然環境アウトドア専門学校)からJ1富士見#5XCのレースリポートが寄せられました。
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開催日:2012年9月17日
開催場所:長野県富士見パノラマ
結果:22位 −2Lap
今回の大会の目標は10番台でゴールする事でしたが、結果としては達成出来なかったです。
悔しかったですが、身体の状態としてはいい感じで上がってきてるので、内容は良かったと思います。
練習もしっかり追い込む所は追い込む、回復させる所は回復する、それを意識して日々を過ごしてきました。
会場への移動は土曜日にして余裕を持って行動しました。
この日はコースの試走が出来なかったので軽くロードを走り身体を動かしました。
日曜日は試走を3周+部分練習をしていくつかのラインで走れるようにしました。
いつもならラインをそんなに考えないのですが、今回はポイントポイントでラインを何通りかにしていく事で走りに余裕が出来るのではないかと思ったからです。
コースレイアウトは登りがメインですが斜度がそれほど無く、ハイスピードのレースとなりそうです。
下りも少しテクニカルな箇所が追加となり、全体に面白いコースとなっていました。
走りのイメージを高めながら大会当日を待ちました。
月曜日、大会当日は朝ご飯を食べてから会場に向かいました。
宿の周辺は晴天でしたが、会場は曇ったり小雨が降ったり落ち着かない天候でした。
タイヤのチョイスに迷いましたが、エキスパートの走りをみてコースはドライだと判断して転がりが軽いドライタイヤにしました。
レースは12時45分から。その3時間前にパスタと食パンにジャムをたっぷり塗って食べました。
アップも時間を短く高強度にしてみたら、身体の動きが良かったです。
この部分はいろいろ試さないと分からないので、今後もベストを見つけていきたいと思います。
やる事はやったので後は今まで溜めていた思いをレースにだすだけ。
今はまだ守らないといけないものもないので攻めるしかない、と気持ちを入れます。
スタートは4列目。いつもより緊張してるかな、と感じながらも落ち着いて号砲を待ちました。
ところがスタートしてすぐに落車、前輪を引っかけてしまい避けきれませんでした。
仕方がないので気持ちを切り替えてリスタート。なにかカタカタいうなと思ったらフロントのシフトレバーがハンドルから外れてインナーギアから変速できない状態になってしまいました。
気持ちが切れそうになりましたがレースは進むし今出来る事を最大限に出すしかない。
周りには応援の声、フィード、沢山の方に支えられてここにいるのでやめる訳にはいかない、という気持ちになりました。
そこからはひたすら追い込んで走りました。途中何番手を走っているかわからない状態で、前に追いついたらすぐ抜いてどんどん前に行く事しか頭になかったです。
アウターを使えないのでレースが落ち着く最初の2周目までは周囲とのスピードに差が出てしまいました。
下りではチェーンが落ちないようなるべくスムーズに、リズム良くつなぎを大切に走りました。
毎回登りではSTAN’S NOTUBES ZTR Race Gold 29erの転がりの軽さに助けられます。
3周目に入りパックが出来ましたが、そこで休むことなく前に前にとペースを上げる事を意識していきました。
何周できるか分からないのでとにかくペースは上げるだけ。緩めてもなんの意味もないと思い、ひたすら前を見て走りました。
気がつけば5周目を走っていましたが、どうやら次の周回に入れるか微妙なタイム差の様子。
後の事は考えずペダルを踏みましたが、残念ながら6周目には入れませんでした。
-2ラップで終わってしまったのは残念でしたが、順位としては22位と自分の過去最高位でした。
終盤もペースが落ちることなく上げていけたので、今後に繋がる走りは出来たと思います。
それと今回はフィードで毎周回きちんとジェルを取れたのは良かったところです。
沢山の方の応援で本当に気持ちを切らさず走れました。感謝の気持ちを常に持ち精進します。
ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。
西田 尚平