西田尚平選手レースレポート J1びわ湖高島STAGE XCO#1 2013

PAZのライダーサポートプロジェクト(サポート価格)でNotubesホイールを使用している西田尚平選手(国際自然環境アウトドア専門学校)からJ1びわ湖高島STAGE XCO#1XCのレースリポートが寄せられました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
開催日:2013年5月4〜6日
開催場所:滋賀県 朽木山スキー場
結果:11位 76人中
【使用装備】
GIANT XTC COMPOSITE 29er 0
WHEEL 前後 STAN’S NOTUBES Race Gold 29er
タイヤ 前後 MAXXIS ASPEN 29×2.1
気圧  前後1,8Bar
ドリンク グリコ BCAA

 J2緑山大会から約一ヶ月後に開催されたJ1朽木山大会に参加して来ました。緑山で悪かった部分をしっかり意識して練習をして挑みました。今回の移動は大会の二日前から移動して念入りに試走しました。

 コースレイアウトは登り基調のコースで斜度がきついコースで下りは縦の動きで高速系の下りで浮き砂利が多かったです。午前中に移動して午後から試走という流れで動きました。試走して感じたのは登りが長いのでスタミナ戦になることが予想出来たのでスタートは控えめにしようと思った事と下りの速度が速いので一つのミスで差が出てしまうので流れを大切に、つなぎ意識をして走りました。初日の試走はコース全体を覚えて事と下りのポイントポイントを反復練習して終えました。二日目の試走はコースをリズム良く走る事を意識しての試走でした。二日目の試走を終えてからはレースのイメージをしながらしっかり体を回復させることを意識していました。

 レース当日は朝食前に軽く自転車に乗って体を起こしました。普段の生活と同じように取りました。会場は早めに行って会場で他のクラスの走りを見てイメージをつくりながら過ごしました。アップはいつも通り50分間しっかりレースのイメージを強めながら体を暖めていきました。今回は自分の走りだけに集中して招集へ向かいました。スタートは5列目、スタートからすぐにシングルがないので登りで少しずつ抜いて行こうと思っていました。スタート5分前集中とイメージを高めていき号砲を待ちました。

 号砲がなり、クリートキャッチも成功、いい感じでスタートをこなして長い登りに入り少しずつ抜いていきシングルの登りでは810番手で入りなるべく下りでは自分が前に出て自分が通りたいラインをチョイス出来るために前に出て走りました。1周目が終わった時点で9番手、まだレースが始まったばかりしっかり補給をとって脱水にならないように気をつけました。2周目に入り一番きつい周回、ここでどれだけトップと離れないかが重要とわかっていても最初の周回より遅れてしまうこれも今後の課題だなと感じながら必死に前の選手を追いました。気づけば8番手になり順調に順位を上げていきましたが下りで少しミスしてしまい後ろの選手に追いつかれてしまい、ちょっとしたミスがすぐに順位を変えてしまう、だと感じつつギリギリの所を攻めながら下っていきました。3周目、自分の中では一番ペースを上げやすい所ですが、後半のことを考えたらあまり攻められず淡々と走ってしまいました。気づけば、5周目に入りかなりきつい状態でしたが、ここで集中力を欠けたら一気に順位を落としてしまうので集中してバイクを前に進める事だけを考えて走りました。何人かにパスされ10番手くらいになりきつかったですが沢山の応援が支えになり前を向いて走れました。

 6周目、これがラストラップ後ろから追いかけてくる選手が一名見えたのでミスなく登りは限界まで追い込んで下りは抜かされないようにミスなく下りましたが最後の下りで追いつかれてしまいました。ゴールまでシングル基調ですがゴール前は広いので下りでは足を溜めて下り終えたら全力スプリントで勝負しようと決めました。下りきり完璧なラインでゴール前の舗装路へ、もう踏み切るしかないので攣りそうな足を無理矢理動かしゴールに向かいました。結果、イメージ通りスプリントで勝ち入り逃げ切れました。

 今回のレースは淡々と走り過ぎて強弱のないレースになってしまいました。もっと自分の得意な区間で積極的に走って、力を溜めるようなリズムでレースをつくっていきたいと思いました。あと、試走で自分の得意な所、苦手な所、力を入れずに走れる所などを見極めていかないといけないとレースで感じました。課題はまだまだあるので少しずつ減らしていきたいと思います。沢山の応援、サポート、スポンサー様の支えでゴールする事が出来ました。ありがとうございます。これからも宜しくお願い致します。

西田 尚平

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