PAZのライダーサポートプロジェクト(サポート価格)でNotubesホイールを使用している西田尚平選手(国際自然環境アウトドア専門学校)からJ八幡浜インターナショナルのレースリポートが寄せられました。
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開催日:2012年5月27日
開催場所:愛媛県八幡浜市
大会名:J八幡浜インターナショナルXC
今回のコースはハイスピードが予想されました。
金曜日に移動してその日に試走もする予定でしたが、渋滞などで遅れたため試走は諦め、ホテルに向かい土曜に備えました。土曜日の試走は前日までの雨の影響で根っこがとても滑りやすい状態でした。ですが日曜日はとても
気温が上がる予報でしたので根っこは乾くと思い、そこまでラインを気にしたりせず、リズム良く走る事を大切にしました。登りは前に行くしかないので、ガンガン攻める事しか考えませんでした。この日はあまり疲れないように試走を短期集中で3周だけにしました。
日曜日は7時に起きて、朝食を食べてのんびりしてから会場入りしました。スタートは13時30分なので12時15分からアップを始めました。アップの内容をいつもと変えたらスタートのかかりが全然違いかなり良かったです。バイクは今回から29erに乗り換えました。本当に29erは進むし良いと思います。ホイールはSTAN’S NOTUBES ZTR Race Gold を使いましたが、とても軽くて乗っていてねじれがなく、下りも安心できました。また、今回は会場にホイールサポートとしてサイクルガレージPAZの延澤さんが来てたので、とても心強かったです。
レース当日、気温も上がり水分補給をしっかりしなければ足を攣ったり脱水になったりしそうな感じでしたが、集中が上回り暑さはあまり気にならなかったです。50番コール8列目、前に行くしか道はないと自分に言い聞かせ、集中する事を意識してスタートラインに立ちました。集中とリラックスがバランスいいと感じスタートを待つ。号砲とともにすごいスピードで坂を駆け上がりました。一人一人かわしながらシングルに入るまで少しでも前に行き渋滞を回避したいところでしたが、やはりシングルでは渋滞に巻き込まれなかなかリズムが取れません。長い登りでも呼吸が苦しくなかなかうまく前に行けないまま1周目を終えてしまいました。
2周目に入りやっとリズムよく走れるようになりましたが、もっと下りが速くならないと駄目だなと感じました。長い登りでは呼吸が楽になり何人かパスしていけました。なるべく深く呼吸する事を意識して走ると、登りでの呼吸がだいぶ落ち着いてきました。
3周目から全体的にリズムが良くなってきました。ガンガン上り何人かパス、がしかし下りで追いつかれてしまう。この繰り返しで4周目に突入、いつ切られる分からないので、出し惜しみや後悔なく走るにはここで上げなければならないと思いペースアップ。このおかげで集団をばらけさせ、抜け出る事ができました。
5周目に入れて完走したいという気持ちがまたペースを上げましたが、残念ながら最終ラップに入れず終了。今回悔しい気持ちもありましたが、最後まで集中出来たと思います。ただ、後半にこんなに上げれるのだから最初からもっと行けるようになりたいですが、まだまだスタート後のスピードが足りてないのと、下りが苦手なのでなかなかリズムに乗れないのが今後の課題だと思います。こうした点を1つずつ潰していきたいと思います。
良かった点は、登り返しでスピードを落とさずダンシングで行けた事、追い込んで終えた事、リズムを感じながら走れた事、レースへのメンタルの持ってき方が少しわかった事です。
総合的にみて、レースは今年で一番いい走りが出来たと思います。普段の練習と大会が噛み合ってきて感触が良かったと思います。
現地はもちろん、メールや電話などでのたくさんの応援本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
西田 尚平
結果:30位
使用装備
BIKE:GIANT XTC COMPOSITE 29er 0
WHEEL:前後 STAN’S NOTUBES ZTR Race Gold 29er(PAZサポートプロジェクト)
タイヤ:前後 MAXXIS ASPEN 29×2.1
気圧:前後2,1bar